2023年01月01日
はじめに
雑誌連載を飛び出して、『あにめたまえ!天声の巫女』というオリジナル漫画を独力で連載していこう! という挑戦をお届けしています。
なんでそんなことになったの? という経緯は、こちら最初のエントリーをご覧下さい。
◆【雑誌を飛び出して、一人で連載する冒険の旅へ!】
なんでもいいから漫画を読ませて! という方は、右上のバナーまたは
◆こちらから、作品本体をご覧下さい!
紙の単行本第一巻、発売中です!
詳しくは特設サイトもご覧ください!
漫画専門書店のほか――
Amazonでも、単行本単体/初回限定版セット ともにお買い上げいただけます。
単行本作成のために行った新しい試み、「クラウドファンディング」も大成功しました!
新しい方法を駆使して、今日も奮闘中。どうかご覧ください!
2020年01月10日
制作日誌:『あにめたまえ!天声の巫女』2020年の展開予定です!
読者の皆様と一緒に歩んでいく作品ですから、作者がどんなことを考えて、どう展開していくのかを、皆様と共有したい次第。
でもちょっと長くなるので、お忙しい方はこちらのまとめだけ見ていただければ、大丈夫です!
[忙しい方向けのまとめ]
・2020年開始からしばらくは、金曜更新はお休み。単行本向けの描き下ろしエピソードに打ち込みます!
・その後、連載形態や連載ペースを調整するかもしれません。
・単行本や関連書籍については、電子書籍流通を強化していきます。
・単行本第二巻発行に向けたクラウドファンディングは、やりたい気持ちがありつつまだ未定です!
それではここからは、ご興味のある方と一緒にゆるりといきましょう!
◆2020年の連載スケジュールにつきまして!◆
おかげさまで2019年末に第十七話が完成し、単行本二巻ぶんの本編エピソードが貯まりました!
そこでここからしばらくは、二巻収録の描き下ろしエピソード「第十八話」の執筆に打ち込もうと思っております。
せっかくの描き下ろしですから、水着回…できればフルカラーで…お届けしたい次第!
理想を言えば、描き下ろしと本編連載を同時進行したいところですが…
Rebisの執筆ペースですと、どちらも完成が遅れてしまいそうです。
そこで当面の間は、金曜更新をお休みさせていただきます。
描き下ろしエピソードの現況については、定期的に支援サイト(Enty/Fantia)にて、支援者様にお見せしようと思ってます!
[Enty]
https://enty.jp/animetamae
[Fantia]
https://fantia.jp/animetamae
◆その後の連載形態や連載ペースにつきまして◆
ここ数年のあいだ「毎週金曜日に更新」「全エピソード無料公開」で運営してきた『あにめたまえ!天声の巫女』。
第十八話が完成した頃にでも、今の形態がベストかどうか、検討&調整したいと考えています。
たとえばですが、クリエイター支援サイトで完成ページを数枚ずつお届けしつつ…
全ページ完成したら、公式サイトやPixivに公開、といった形も良いかもしれません。
クリエイター支援サイトの方では、もっとえっちなバージョンが読める…とかもアリかもしれませんね!
また、世の中の色んなウェブ漫画連載を拝見しますに――
常時全話無料公開よりも、第一話と最新話以外の公開を調整している作品が多いように感じますね。
そのままマネをするわけではありませんが、たとえば単行本一巻ぶんは無料公開で、他のエピソードはたまに入れ替え…とか、色々と考えられそうです。
上記の案は、いずれも仮案ですが……
せっかくの個人連載。読者の皆様が混乱しない程度に、いろいろ試してみたいと思ってます!
これら連載形態のお話は、次の電子書籍のお話にもつながっていきますー!
◆2020年は電子書籍市場での流通を強化します!◆
独立して『あにめたまえ!天声の巫女』の連載を開始した頃は、まだ「紙の単行本がメイン、これから伸びる電子書籍」という雰囲気があったように記憶していますが――
あれから時は経ち、いまや漫画単行本において、電子書籍と紙の売り上げが逆転した時代となりました。
これからも連載を続け、作家として生き続けるためにも、環境の変化には適応していかないといけません!
というわけで――
2020年は、電子書籍市場での流通に、より力を入れていきたいと考えています。
具体的には、現在Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシングのみで展開している単行本や関連書籍を、その他の電子書籍ストアに広く配信することを目指します。
すでに具体的に準備を進めていますので、遠からず成果をご報告できると思います…!
また単行本二巻も、電子書籍での展開・閲覧を意識しつつ編集していきたいと思っております。
(この辺は以前から意識はしていまして、たとえば近年のエピソードでは見開きページが減っていたりします)
◆単行本二巻の紙の本や、クラウドファンディングにつきまして◆
電子書籍の話題から、紙の単行本の話です。
全体的に紙の本の売上が下がっていく時代であること、連載作品の宿命で二巻の部数は一巻より減りがちなこと――
などなどを考えますと、単行本二巻の制作コストは、なかなか大変なことになりそうです!
とはいえ、気に入った作品の紙の単行本をコレクションしていくことは、まだまだ漫画好きにとっての楽しみですよね。
僕としても、単行本一巻と二巻を本棚に並べて、皆様に愛でていただきたいです!
というわけで、描き下ろし「第十八話」の目処がある程度ついたあたりから、具体的な仕様やコスト算出、スケジュール作りなどに入りたいと思います。
単行本二巻のクラウドファンディングを開催するかどうか? についても、まだ検討中でございます。
大変ながら楽しい経験ではあるので、またやりたい気持ちはありますが…
同じことの繰り返しになってしまわないように。読者の皆様に楽しい経験をしていただくアイデアを詰め込まなくてはいけませんし…
時間のかかるイベントですので、あにめたまえ!本編や他の作品づくりを圧迫しすぎないか? 等も計算しなくてはいけません。
というわけで、もう少しお時間をください!
クラウドファンディングに関する皆様のご意見やご希望もあれば、それもお聞きしてみたいです。
(コメント、リプライ、ダイレクトメッセージ…なんでも歓迎です~)
ひとまず以上です!
長文読んでくださった方、ありがとうございました。
時代の変化に合わせて変えること、改善のために試すこと――
考えることは多いものの、執筆と創作の楽しさは変わりません。
読者の皆様も、Rebis自身も楽しめる執筆を目指して、これからも工夫していきたいと思います。
また……
今回お送りした内容は、主に漫画本編連載に関する内容でした。
クリエイター支援サイトでご支援くださる、ありがたい氏子の皆様には、引き続き特別なグラビアや限定コンテンツをお届けしていきます! 描き下ろし水着回の先行公開と合わせて、お楽しみいただけたら嬉しいです~。
どうか今後とも、よろしくお願いいたします!
2019年03月15日
異類女房の大型新人――お天道さあの嫁!!
昔話のタイトルは「お天道(てんど)さあの嫁」。「太陽女房」は、「○○女房」系の妖怪に含めたいな~ということで、Rebisが勝手につけた別称です。さてさて!
ある所に、神様も仏様も拝まないけれど、お天道さま――太陽だけは、ご飯を備えて拝むという男がおりました。
そんな男のところに突然やってきた、美しいお嫁さんは…なんとお天道さまの化身だったのです!
しかし…
平凡な男が絶世の美女をめとったことを知った殿様は、太陽女房を寝取ってしまおうと、男に無理難題を出します。
「灰の縄を千本持ってこい」「打たん太鼓の鳴いた鼓を持ってこい」といった難題を、太陽女房は知恵でクリアしていきます。
最後に殿様が出した難題は「きみょうぶし、というものを持ってこい」というもの。
太陽女房は「容易いことです」と言って「きみょうぶし」という箱を取り出します。
「これを殿様にお見せください。でも「ぶし、というのはどこじゃ?」と聞かれたら「そのようなものお見せしなくても良いではないですか」とだけ答えてくださいね」
さて、謎の「きみょうぶし」を見た殿様は、やっぱり「ぶし、というのはどこじゃ?」と聞いてきます。男は「そのようなもの、お見せしなくても良いではないですか」と答えますが…殿様は無理強いして、箱を開けさせてしまいます。すると!
箱の中に大量に入っているのは、小さな武士たち!(原文は”細んか男ん衆が刀を持っちょっせえ、仰山はいちょっせえ”)
その「ぶし」たちはぞろぞろと箱から出てくると、殿様とその家来や客を、すべて斬り殺してしまったのでした!
めでたしめでた…めでたい…か…? いや、可愛いお嫁さんが権力者に寝取られなかったわけだから、一応めでたしめでたし!
――と、そんな話なのでした。
突然の暴力と惨劇!
神様が起こす祟り的と申しましょうか…普通の異類女房よりも、畏怖すべき側面を持っている「お天道さあの嫁」なのでした。
ご存知のとおり(?)、Rebisはミニチュアの兵士を塗って遊ぶのを趣味としております。
いや、もう個人的には「きみょうぶし」が、そういうミニチュアにしか思えなくて…
『あにめたまえ!』における「きみょうぶし」は、ミニチュアゲームっぽいデザインにしてみました!
クリエイター支援サイト「Fantia」では、『あにめたまえ!』連載をご支援下さる方向けに、追加のグラビアもお届けしております! 太陽女房の場合は、ビキニ差分や、もっとおっぱい&お尻が大きな超ムチムチ差分などです~。
ご興味あれば、チェックしてみてくださいね!
https://fantia.jp/posts/136151
[参考文献]
『南日本の民俗文化誌1 鹿児島昔話集』(下野敏見 2009 南方新社)
2016年05月05日
ぴゅうりたんさんのこと
5/4の未明のこととお聞きしております。
『あにめたまえ!天声の巫女』の読者さんの一人、羽川こりゅうさんが、癌で亡くなられました。
Entyで厚いご支援を下さっている方で、「ぴゅうりたん」さんというお名前でRebisは認識していたもので、以下「ぴゅうりたん」さんと呼ばせていただきたいと思います。
ぴゅうりたんさんは、とても愛らしい、少し不思議なツイートをされる方で……
御自身が描かれる可愛いキャラクターイラストもあいまって、なんだかずっと気になる方でした。
(Rebisはぴゅうりたんさんのメインアカウントである「羽川こりゅう」さんの存在を知らなかったもので、ご経歴等も本当にわからなかったのです)
5/4の夕方ごろだったでしょうか、まったくの偶然で、家族と「ぴゅうりたんさんってどんな人なんだろう」と話しておりました。
本当に、本当にその直後です。Entyのメッセージ経由で、代理人の方から、ぴゅうりたんさんが亡くなられたことを知らされました。
ぴゅうりたんさんのツイートは明るくて、まさかこの一ヶ月間闘病なさっていたとは、思いもしませんでした。
ぴゅうりたんさんは最後のご挨拶に添えて、Entyでお名前を掲示している千社札について、外しても良いとのお言葉を下さいました。
僕は
僕はぴゅうりたんさんのご病状を存じあげなかったので……
最後まであにめたまえ!Entyや千社札のことを気にかけてくださったことが、ありがたくて。
そんな、外すなんてことはしません、ずっと掲示させていただきます…とお伝えできなかったことが、申し訳なくて。
「羽川こりゅう」さんとしてのTwitterを知っていれば、もっと早くご病状を知って、こちらからお見舞いの言葉を申し上げることもできたはずなのですが。
それもできていなくて……
もっと、本当にベストを尽くしていれば、1ページでも多く『あにめたまえ!』を読んでいただけたのにと思って。
泣きました。
でも、思えば、ぴゅうりたんさんだけではないんです。
僕も誰しも、本当は明日をも知れない無常の世の中を生きていて、いつまでも作品をお待ちいただけるとは限らないんです。
作家の天野大気さんは、クラウドファンディングでご支援下さった『あにめたまえ!』の単行本をお届けできる前に、亡くなられてしまいました。
「派兵先で僕の漫画を読んでいる」という米兵の読者からメッセージをもらったこともありました。
(彼は亡くなったというわけではないですが、僕達の日常より死に近いところで、僕の作品を待っていてくれたという意味で…)
そして僕が把握していないだけで、亡くなられている読者さんは他にもいらっしゃるはずです。
わかっているつもりで、わかっていなかった。
僕の作品を待って下さっている間に、亡くなられてしまう読者さんもいる。そのことが改めて、身に沁みました。
思えば最近のRebisは、もっと沢山の方に見ていただきたい、もっと人気を出したいと、自分のことばかり考えていた気がします。
でも本当は……今読んで下さっている読者さんたち全員が、みな等しく一番大事なんだと、ぴゅうりたんさんが教えて下さいました。
『あにめたまえ!天声の巫女』も、成人向け漫画も。
お待ち下さる皆様のために、少しでも早く多く。
悔いを残さないベストを尽くしていきたいと、改めて決意しました。
もちろん、無理をして僕が命を失ってはいけません……健康管理もベストのうちと心します。
天国か極楽にいらっしゃるぴゅうりたんさんに、天野さんはじめ読者さんたちに、新しく描き終えたページが必ず届くと信じて。
1コマ1コマ、描き続けていきます。
単行本2巻以降に千社札コーナーを作るかどうか、まだ未定ですが…
掲示していくことがあれば、今後も天野さんの千社札は掲示し続けたいと思っております。
2016年01月05日
謹賀新年! 今年の年賀イラストは…”ゴリラ女房”!
新春プレゼント企画「あにめたまえの初詣」沢山のご応募ありがとうございました。
すでにTwitterで当選者は発表させていただき、ただいま発送準備中です!
まだ松が取れていないお正月ですので…
本日は年賀イラストをお届けします!
申年ということでサルにちなんだ妖怪がいいですよね……
沢山候補はありますが…
ここは、そう! 以前ブログでもご紹介したこの妖怪娘でいきましょう。
「ゴリラ女房」です!!
ゴリラ女房…って…なに!?
以前こちらでご紹介していますが、改めて転載しましょう!
早斬が勉強している妖怪は――ゴリラ女房!?
実はこれ、『儀間の民話』(昭和58/読立村立歴史民族資料館)という本に登場する、
異種婚姻端(人間以外の動物と結婚するはなし)の妖怪(?)です。
島々を探検していた若者たちの1人がゴリラにつかまり
ゴリラたちと暮らすうちに、あるゴリラと同棲関係になり――妊娠までさせてしまいます。
しかし人間の世界が恋しい若者は、ボスゴリラに隠れてイカダを作り続けていたのでした。
イカダを作っていたのがバレてしまう若者!
赤子を抱きながら追いすがるゴリラ女房!
そして最後は……壮絶なことに!!(ちょっと書けない)
民話の中に出てくる幻想的な動物を「妖怪」と言い切っていいのかどうかは
難しいところですが、並んで出てくる「虎女房」「熊女房」「蛇女房」と合わせて
「南方女房妖怪四天王」と勝手に名づけたい気分です。
そんなゴリラ女房を、改めてキャラクター化してみました!
上記の昔ばなしに出てくる「赤子」が成長した…というイメージです。
嫁入り先を求めて人間社会にやってくるゴリラ女房……
なんだか事件が巻き起こりそうですね。
いつか『あにめたまえ!天声の巫女』本編に登場させたいです!
ちなみに――
『あにめたまえ!天声の巫女』の連載を継続的にご支援いただく、新しいパトロン型クラウドファンディング「Enty」というのを始めました。またのちほど、別のエントリで詳しくご説明したいと思っておりますが…
あにめたまえ!天声の巫女Entyの「妖怪講座」では、ゴリラ女房の話のオチまで詳しく解説しております。
ご興味のある方はどうぞ~!
そんなわけで、今年もレアすぎる妖怪知識とおっぱいと百合をいっぱい詰め込んで…
『あにめたまえ!天声の巫女』お送りしていきます。
どうかよろしくお願いいたします!