2014年07月11日
単行本予約開始! そして同人流通を使ったインディーズ出版の可能性?
お待たせしました!
『あにめたまえ!天声の巫女』単行本第一巻・特装版
ついに一般予約開始です!
くわしくは単行本特設ページをご覧ください!
◆『あにめたまえ!天声の巫女』単行本特設ページ
単行本単体のほか、クラウドファンディングに近い内容のものが手に入る
「初回限定版セット」もご用意しております。ぜひチェックしてください!
そして――
ちょっと久々に、『あにめたまえ!天声の巫女』と出版の関係について考えてみたいと思います!
今回のテーマは、同人誌書店の流通網を使ったインディーズ出版と、商業出版の間をつなぐもの…みたいな感じでしょうか?
ご興味ある方は続きからどうぞ!
『あにめたまえ!天声の巫女』単行本第一巻・特装版
ついに一般予約開始です!
くわしくは単行本特設ページをご覧ください!
◆『あにめたまえ!天声の巫女』単行本特設ページ
単行本単体のほか、クラウドファンディングに近い内容のものが手に入る
「初回限定版セット」もご用意しております。ぜひチェックしてください!
そして――
ちょっと久々に、『あにめたまえ!天声の巫女』と出版の関係について考えてみたいと思います!
今回のテーマは、同人誌書店の流通網を使ったインディーズ出版と、商業出版の間をつなぐもの…みたいな感じでしょうか?
ご興味ある方は続きからどうぞ!
『あにめたまえ!天声の巫女』の単行本出版に向けて活動する中で――
ときどき「自費出版で単行本を出すんですよね?」とお声をかけていただきました。
今回、同人誌を取り扱う漫画書店「メロンブックス」さんから予約が始まったことからもわかるとおり…
はっきり言うと、自費出版というより 同人誌 です
今回は、同人誌を取り扱って下さる漫画専門書店と、Amazonでの流通としました。
(自費出版というと、お金を出して出版社を介して、取次流通網に乗せるイメージがありますよね。それとは違います、くらいの意味です)
同人流通を選んだ理由は2つ。
1つはもちろん――
僕が法人を立ててISBNを取り、取次と取引できるよう努力していたら、たちまち金銭的にも仕事的にもつぶれてしまうだろう、ということ。
(そしておそらく、少ない印刷部数では書店の店頭にもほとんど並ばないでしょう…!)
もう1つは――
「Nitroplus Books」や「TYPE-MOON BOOKS」のような
「同人流通を使ったインディーズ出版」とでもいうべき本のジャンルが出てきていることに気づいたためです。
あの人気作品の、公式ノベライズ!
でも実は、流通としては同人誌の流通を使っている――
そんな本をときどき見かけるようになってきました。
人気レーベルから出るオリジナルの作品、かつ商業誌並みのクオリティで…
でもISBNはとらず、取次は通さない…
これは同人誌なのでしょうか、商業誌なのでしょうか?
また、これらの本の特徴には
「後ほど、全国に流通できる出版社から通常版が出ることが多い」
というのも挙げられると思います。
星海社から出た『Fate/Zero』、マッグガーデンから出た『PSYCO-PASS』
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
つまり――
同人流通を使った特装版・限定版で、コアな読者に届けて、揺籃期を過ごし……
作品の人気が出てきたら、出版社と協力して全国に流通させる。
インディーズ流通からスタートし、出版社のインフラと提携して、メジャー流通に移行する。
そういう出版の形が、生まれつつある。
もしかしたら、今後増えてもいいのでは?
と思ったわけなのです。
RebisがTYPE-MOONやNitroplusの真似をするというのはお恥ずかしくはあります。
でも、『あにめたまえ!天声の巫女』の特異な道のりに、合っている気もいたします。
「同人流通ですが、これは特装版単行本です」と言い切ってしまうことで
今後の新しい出版の形につなげていくことができるかもしれません!
奇しくも先日、ネットでNitroplusや同人誌の話題が盛り上がりました。
同人誌書店の流通は、オタク系文化の中でも、意外と大きな力を秘めている…と僕は感じています。
二次創作同人誌をめぐる状況が変わりゆく中、同人流通を使ったオリジナルタイトルが育っていくことで、オリジナル同人誌の未来も拓けていくかも…なんてことも思う次第です。
というわけで――
『あにめたまえ!天声の巫女』単行本 1巻特装版は
同人流通を使ったインディーズ出版です!
と言い張っていこうかな…なんて…そんなお話でした。
Rebis以外の作家さんも、商業誌クオリティの本を同人流通で出しつつ、「単行本です!」と言い張ってしまって良いのではないかと思います。
どうですか…?
(水龍敬先生はじめ、すでにやっている方もいる気がしますが…!)
rebisdungeon at 21:35│Comments(0)│一人で連載するために!