設定・キャラデザ・舞台裏
2015年10月18日
セクシーなだけじゃない! 『図解!龍頭観音菩薩』
Rebisです!
ちかごろはSNSでの活動が多めですが、まとまった文章を残したい時にはブログも活用していきたいと思います! というわけで――
『あにめたまえ!天声の巫女』(animetamae.com)最新話で姿を現した第三のヒロイン・シャルリーヌ。
彼女がマニ車ロッドで呼び出した仏様――龍頭観音(りゅうずかんのん)についての解説です!
日本をはじめアジア各地で広く信仰される、観音(かんのん)菩薩。(観世音(かんぜおん)菩薩とも言います)
様々な化身に姿を変え人々を救うという特徴から、いくつもの姿が産まれてきました。
「龍頭観音」は、三十三観音の一つ。
文字通り龍の頭に乗っている姿で――
観音菩薩が天龍夜叉に変身した時に対応した姿だとも言われています。
龍に乗ると同時に、龍でもある……ということで、『あにめたまえ!天声の巫女』では龍っぽい角を生やした姿としてデザインしてみました。
厳密に言うと観音菩薩は女性ではないのですが……
仏の中でも群を抜いて女性的にイメージされていて、実際に女性として表現されることが多い存在です。
一種の両性具有性を持つ観音菩薩を、あにめたまえ!世界らしく、優美で優しい美女の姿で表現してみました。
――といっても、単なるセクシー観音さまではないのです!
仏には「三十二相」「八十種好」という外見上の特徴があると言われています。
代表的なものは額のぽっち(?)「白毫(びゃくごう)」ですね!
これらの特徴すべてを矛盾なく絵に取り込むことは難しいのですが…
Rebisの画風におさまる範囲で、盛り込んでみました!
今はネットで簡単に三十二相を勉強することができますので、興味のある方はぜひぜひ見てみて下さいね!
(たとえばWikipediaで!)
さらに余談ですが、龍頭観音がアクセサリーをたっぷりつけているのは「菩薩」だからです。
一層位の高い仏である「如来」は、アクセサリーをつけないシンプルな姿をしているんですよ~。
仏像鑑賞の時などに覚えておくと楽しいかもしれません!
(※大日如来はまた別だったりしますが詳しくは割愛します…!)
ちかごろはSNSでの活動が多めですが、まとまった文章を残したい時にはブログも活用していきたいと思います! というわけで――
『あにめたまえ!天声の巫女』(animetamae.com)最新話で姿を現した第三のヒロイン・シャルリーヌ。
彼女がマニ車ロッドで呼び出した仏様――龍頭観音(りゅうずかんのん)についての解説です!
日本をはじめアジア各地で広く信仰される、観音(かんのん)菩薩。(観世音(かんぜおん)菩薩とも言います)
様々な化身に姿を変え人々を救うという特徴から、いくつもの姿が産まれてきました。
「龍頭観音」は、三十三観音の一つ。
文字通り龍の頭に乗っている姿で――
観音菩薩が天龍夜叉に変身した時に対応した姿だとも言われています。
龍に乗ると同時に、龍でもある……ということで、『あにめたまえ!天声の巫女』では龍っぽい角を生やした姿としてデザインしてみました。
厳密に言うと観音菩薩は女性ではないのですが……
仏の中でも群を抜いて女性的にイメージされていて、実際に女性として表現されることが多い存在です。
一種の両性具有性を持つ観音菩薩を、あにめたまえ!世界らしく、優美で優しい美女の姿で表現してみました。
――といっても、単なるセクシー観音さまではないのです!
仏には「三十二相」「八十種好」という外見上の特徴があると言われています。
代表的なものは額のぽっち(?)「白毫(びゃくごう)」ですね!
これらの特徴すべてを矛盾なく絵に取り込むことは難しいのですが…
Rebisの画風におさまる範囲で、盛り込んでみました!
今はネットで簡単に三十二相を勉強することができますので、興味のある方はぜひぜひ見てみて下さいね!
(たとえばWikipediaで!)
さらに余談ですが、龍頭観音がアクセサリーをたっぷりつけているのは「菩薩」だからです。
一層位の高い仏である「如来」は、アクセサリーをつけないシンプルな姿をしているんですよ~。
仏像鑑賞の時などに覚えておくと楽しいかもしれません!
(※大日如来はまた別だったりしますが詳しくは割愛します…!)
rebisdungeon at 20:05|Permalink│Comments(3)
2014年12月07日
ドラマCDオリジナルキャラは、スパッツ&日焼けあと!? 天声の祟り巫女登場!
『あにめたまえ!天声の巫女』ドラマCD企画、日々順調に進行しております!
水面下で動いていることも多いのですが、公開できるものはご報告を!
ということで――
ドラマCD初登場のキャラクター、新井里美さんに演じていただく
天声の祟り巫女のキャラクターデザイン初稿ができました!
心火や早斬とは対照的な、黒い巫女装束。
今後さらにブラッシュアップして、デザイン完成版をドラマCD向けに執筆いたします。
果たしてタタリ巫女がもたらす事件とは!?
完全新規エピソードでお送りするドラマCD、どうかご期待ください~!
水面下で動いていることも多いのですが、公開できるものはご報告を!
ということで――
ドラマCD初登場のキャラクター、新井里美さんに演じていただく
天声の祟り巫女のキャラクターデザイン初稿ができました!
心火や早斬とは対照的な、黒い巫女装束。
今後さらにブラッシュアップして、デザイン完成版をドラマCD向けに執筆いたします。
果たしてタタリ巫女がもたらす事件とは!?
完全新規エピソードでお送りするドラマCD、どうかご期待ください~!
rebisdungeon at 18:21|Permalink│Comments(0)
2014年03月25日
出現!世界妖怪軍団(5) ハイエナ獣人ブルトゥンギン!
『あにめたまえ!天声の巫女』 描き下ろし・第八話ともに快調執筆中です!
「世界妖怪軍団」の紹介記事シリーズ。
最後となる第五回は、ナイジェリアのハイエナ獣人 ブルトゥンギンです!
ブルトゥンギンもまた、ネットでその名前を知った妖怪。
なんとWikipediaの「Werehyena(ワーハイエナ)」の項でその名を見ることができます。
アフリカはチャド湖周辺のボルヌ帝国(現ナイジェリアなど)において、ハイエナに変身する人間のことをカネム語で「ブルトゥンギン」と呼びました。
その意味はまさにそのまま「私はハイエナに変身する」なのだとか。
村人全員がブルトゥンギンの村すらあったと伝えられ、例えばその名前として「Kabultiloa(カブルティロア?)」が挙げられています。
『あにめたまえ!天声の巫女』でのブルトゥンギンは、なんと文系少女として登場!
実はこれ、以前からRebisが「黒人娘の図書委員長みたいなキャラ描いてみたいな~」と、なんとなく思っていたためなんです。いまが好機だとばかり、『あにめたまえ!』のキャラデザで実行してみました。
ブルトゥンギン自体は、これまた資料の少ない妖怪ですが――
ハイエナという動物自体が、幻獣めいて、たくさんの伝説が残された存在です。
そこから使えるネタもあるかもしれませんね…!
一次資料は1920年と古いものですが、こちらもいずれ読んでみたいです。
心火と早斬に対峙し、凶暴さの片鱗を見せるブルトゥンギン――
その実力やいかに!? 今後の本編をお楽しみに!
「世界妖怪軍団」の紹介記事シリーズ。
最後となる第五回は、ナイジェリアのハイエナ獣人 ブルトゥンギンです!
ブルトゥンギンもまた、ネットでその名前を知った妖怪。
なんとWikipediaの「Werehyena(ワーハイエナ)」の項でその名を見ることができます。
アフリカはチャド湖周辺のボルヌ帝国(現ナイジェリアなど)において、ハイエナに変身する人間のことをカネム語で「ブルトゥンギン」と呼びました。
その意味はまさにそのまま「私はハイエナに変身する」なのだとか。
村人全員がブルトゥンギンの村すらあったと伝えられ、例えばその名前として「Kabultiloa(カブルティロア?)」が挙げられています。
『あにめたまえ!天声の巫女』でのブルトゥンギンは、なんと文系少女として登場!
実はこれ、以前からRebisが「黒人娘の図書委員長みたいなキャラ描いてみたいな~」と、なんとなく思っていたためなんです。いまが好機だとばかり、『あにめたまえ!』のキャラデザで実行してみました。
ブルトゥンギン自体は、これまた資料の少ない妖怪ですが――
ハイエナという動物自体が、幻獣めいて、たくさんの伝説が残された存在です。
そこから使えるネタもあるかもしれませんね…!
一次資料は1920年と古いものですが、こちらもいずれ読んでみたいです。
心火と早斬に対峙し、凶暴さの片鱗を見せるブルトゥンギン――
その実力やいかに!? 今後の本編をお楽しみに!
rebisdungeon at 03:13|Permalink│Comments(0)
2014年03月16日
いつか『あにめたまえ!』に出るかもしれない世界妖怪――アフリカ編!
Rebisです!
『あにめたまえ!天声の巫女』漫画執筆や単行本作業の日々ですが――
たまには息抜きに、ラクガキ的なキャラデザインでもしたいなあ…ということで。
今日は「いつか『あにめたまえ!天声の巫女』に出るかもしれない」世界妖怪を描いてみました。
ちかごろ勉強に力を入れている、アフリカ方面の妖怪。
アササボンサン と ササボンサン です!
いずれも、アフリカの「吸血鬼」と表現されることもある妖怪。
そして名前が示す通り、非常に近縁関係(もしかすると同一?)の妖怪たちです。
アササボンサン(Asasabonsam)は、樹上に潜み、その長~い脚で人間を襲う妖怪。
足が鉄のフック状になっており、これで獲物を引っ掛けて樹上に引きあげてしまうのだと言います。
哀れな犠牲者は、アササボンサンの「鉄の牙」の餌食となってしまうでしょう!
ササボンサン(Sasabonsam)は、アササボンサンと同一視されることもあるようですが――
しばしば「アササボンサンとは違い、コウモリのような妖怪である」とも言われます。
樹上に潜むのは同じですが、角と翼を持ったコウモリ型吸血鬼なのだとか。
一説には20フィート(6m)の翼長を持つとも言います。
最初に書いたとおり、この2つの妖怪は非常に近い存在のようです。
アササボンサンが、そのフック状の脚で木からぶら下がっている絵も描かれていて…
その姿は、樹からぶらさがるコウモリのごとし。
現地で実際にどう考えられているのかは、手に入る資料の限りでは分かりませんが……
たとえば妖怪「磯女」がカニであったり蛇体であったり幽霊のようであったり…
「磯姫」などの異称があったりするように…
アササボンサンとササボンサンも、1つの妖怪が見せる別の層なのかもしれませんね。
(ちなみに「アサンボサム(Asanbosam)」などの別称もあります。複雑!)
『あにめたまえ!天声の巫女』版では――
それぞれキャラ性をわかりやすく、別種の妖怪として解釈してみました。
いつか心火と早斬に挑戦する日が来る…かもしれません!
『あにめたまえ!天声の巫女』漫画執筆や単行本作業の日々ですが――
たまには息抜きに、ラクガキ的なキャラデザインでもしたいなあ…ということで。
今日は「いつか『あにめたまえ!天声の巫女』に出るかもしれない」世界妖怪を描いてみました。
ちかごろ勉強に力を入れている、アフリカ方面の妖怪。
アササボンサン と ササボンサン です!
いずれも、アフリカの「吸血鬼」と表現されることもある妖怪。
そして名前が示す通り、非常に近縁関係(もしかすると同一?)の妖怪たちです。
アササボンサン(Asasabonsam)は、樹上に潜み、その長~い脚で人間を襲う妖怪。
足が鉄のフック状になっており、これで獲物を引っ掛けて樹上に引きあげてしまうのだと言います。
哀れな犠牲者は、アササボンサンの「鉄の牙」の餌食となってしまうでしょう!
ササボンサン(Sasabonsam)は、アササボンサンと同一視されることもあるようですが――
しばしば「アササボンサンとは違い、コウモリのような妖怪である」とも言われます。
樹上に潜むのは同じですが、角と翼を持ったコウモリ型吸血鬼なのだとか。
一説には20フィート(6m)の翼長を持つとも言います。
最初に書いたとおり、この2つの妖怪は非常に近い存在のようです。
アササボンサンが、そのフック状の脚で木からぶら下がっている絵も描かれていて…
その姿は、樹からぶらさがるコウモリのごとし。
現地で実際にどう考えられているのかは、手に入る資料の限りでは分かりませんが……
たとえば妖怪「磯女」がカニであったり蛇体であったり幽霊のようであったり…
「磯姫」などの異称があったりするように…
アササボンサンとササボンサンも、1つの妖怪が見せる別の層なのかもしれませんね。
(ちなみに「アサンボサム(Asanbosam)」などの別称もあります。複雑!)
『あにめたまえ!天声の巫女』版では――
それぞれキャラ性をわかりやすく、別種の妖怪として解釈してみました。
いつか心火と早斬に挑戦する日が来る…かもしれません!
rebisdungeon at 12:08|Permalink│Comments(0)
2014年01月23日
出現!世界妖怪軍団(4) ジャガー獣人チグレ・カピアンゴ!
『あにめたまえ!天声の巫女』七話掲載まで、あと少し!
ただいま仕上げ作業中ですが、今日はまた世界妖怪の記事をお届けいたします!
「世界妖怪軍団」の紹介記事シリーズ。第四回は、アルゼンチンのジャガー獣人 チグレ・カピアンゴです!
ネットの情報を基にしていることもある世界妖怪ですが、チグレ・カピアンゴは書物に掲載された存在。
かのアルゼンチンの文豪ボルヘスが著した『幻獣辞典』に登場しています。
アルゼンチン中部に伝わる、ジャガーに変身する人間「チグレ・カピアンゴ」。
アルゼンチン版の、狼男の一種といった感じですね。
時には追い剥ぎが、チグレ・カピアンゴに変装することもあったそうです。
伝承やエピソード自体は資料が少ないので…
『あにめたまえ!天声の巫女』では大胆にアレンジ!
日本の特撮が大好きな、元気なマフラー少女として登場しました。
カットジーンズ&大きなお尻がチャームポイント?
心火と早斬に挑む、チグレ・カピアンゴ。その実力のほどは…今後の展開にご期待ください!
ただいま仕上げ作業中ですが、今日はまた世界妖怪の記事をお届けいたします!
「世界妖怪軍団」の紹介記事シリーズ。第四回は、アルゼンチンのジャガー獣人 チグレ・カピアンゴです!
ネットの情報を基にしていることもある世界妖怪ですが、チグレ・カピアンゴは書物に掲載された存在。
かのアルゼンチンの文豪ボルヘスが著した『幻獣辞典』に登場しています。
アルゼンチン中部に伝わる、ジャガーに変身する人間「チグレ・カピアンゴ」。
アルゼンチン版の、狼男の一種といった感じですね。
時には追い剥ぎが、チグレ・カピアンゴに変装することもあったそうです。
伝承やエピソード自体は資料が少ないので…
『あにめたまえ!天声の巫女』では大胆にアレンジ!
日本の特撮が大好きな、元気なマフラー少女として登場しました。
カットジーンズ&大きなお尻がチャームポイント?
心火と早斬に挑む、チグレ・カピアンゴ。その実力のほどは…今後の展開にご期待ください!
rebisdungeon at 04:01|Permalink│Comments(2)